スタッフが語るシネマと地域コミュニケーション

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みなさま、こんにちは。シネマトトツカ の濱野です。昨冬には感じられなかった骨身に染みる寒さが堪える今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか? 今回は「私にとっての映画館と地域コミュニティ」をテーマに述べさせていただきます。 映画館、それは娯楽が発達し尽くした現代において、全ての世代を繋ぐことが出来る最強且つ最後の施設ではないでしょうか。 私が育った街には映画館がありませんでした。 一番近い映画館は、最寄りの私鉄駅からバスに30分ほど揺られた先にあるJR線の駅前に立地し、そこは地域一番の繁華街でした。 小中学生時代、友達と映画を観に行くときには、バス停に集合するところから始まります。【映画館到着⇨チケットを買う⇨マックで昼食⇨上映まではゲーセンで過ごす】…などと書いた栞も作りました。まるで遠足です。 映画を観ること、それが非日常のイベントで、映画館は地域一番の繁華街を象徴するキラキラした存在でした。 対して、近所の体育館で時々行われていた映画上映会は、地域住民が誘い合って行くので、周りは知り合いばかり。日常の延長線と言う安心感に包まれながら映画を観るような感覚でした。(老若男女に受けるからか、ジブリ作品ばかりでした) 両極端などちらの経験にも共通して言えるのは、映画を観に行くことが単に「映画を観る」だけではなく、その時の感情・気持ち・匂い・湿度など…同時に作品の記憶に刻み込んでいた点です。 自宅ではNetflixやAmazon Primeで映画を視聴していますが、やはり映画館で観るそれとは別物です。

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冒頭でも述べたように、娯楽が発達し尽くした現代にあって、映画館は老若男女を結びつける唯一無二で不変の存在だと思います。 その空間が一体となって大きなスクリーンに吸い込まれる感覚を、世代を超えて共有出来るのです。 映画館と地域が共生していけばこそそれが可能となりますし、地域コミュニティの繋がりにプラスに生じる作用を長い目で見たら、それは計り知れないものがあります。 Google マップを立ち上げ映画館と検索してみると…戸塚を含むこの一帯は巨大な映画館空白地帯なんですよね。 この戸塚の街に映画館があったら、無上の幸せに他ありません。

シネマトトツカ 濱野 昌俊